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フローリングの床材が腐った?原因や補修、費用について

21.11.25

フローリングの床下が腐った場合、放置をしておいても直ることはなく、逆に腐食範囲が広がってしまい、最終的には床が抜けてしまうこともあります。
床が抜けると、腐食補修よりも高額な費用がかかるので、早めの対処をするのがベストです。

ここでは、フローリングの床下が腐る原因や補修方法、費用などについて解説していきます。

フローリングの床材が腐った?原因や補修、費用について

フローリングの床下が腐る原因とは

「歩くと床の一部がふわふわする」「はっきり分かるほど沈む」というのは、フローリングの腐食が始まっている症状に当てはまります。
腐食は、すぐに補修しなければなりませんが、原因によって補修方法が異なるので、まずはフローリングが沈む原因を把握しておきましょう。

水漏れや高い湿度

フローリングの床下は、以下のような構造になっています。

  • 根太:床材を張り付けるための角材
  • 大引:根太を張るための太い角材
  • 床束:大引を支える角材
  • 束石:床束を支える土台で石やセメントで作られる

水漏れが起こったり、床下の湿度が異常に高くなったりすると、床下の根太や大引が腐ってしまいます。
また、束石にコンクリートが使われている場合、コンクリートが劣化して崩れることもあります。
いずれにしても、床下が腐食したり劣化すると、フローリングを支える力が低下してしまうため、沈んだりふわふわしたりするのです。

接着剤の接着力の低下

フローリングなどの床材と根太の上にある下地材は、接着剤を使って張り付けられています。
建築用の接着剤なので、強い接着力を持っていますが、それでも経年劣化によって接着力は低下します。

接着力の持続性は、床下の環境によって異なりますが、約15年から20年ほどといわれています。
また、床下の湿度が高いと接着力は弱まってしまうので、床がふわふわしてしまいます。

シロアリの浸食

シロアリが住みついてしまうと、床下の木材がどんどん食べられてしまい、木材が空洞になることで支える力が弱まり、床が沈むことがあります。

シロアリがいるかどうかを自分でチェックするのは難しいのですが、浴室の鴨居部分やトイレ、キッチンのシンク下などを見ると、たまに姿を現わすことがあるのでこまめにチェックをしておきましょう。

シロアリは、床下だけではなく天井裏の木材や家の柱を食べてしまうこともあり、放置をすると家全体が浸食されてしまうので要注意です。

フローリングの床下が腐った場合の補修方法

ここでは、フローリングの床下が腐った場合の補修方法を、原因ごとに紹介します。

根太や大引の補修方法

水漏れや湿気などによって、根太や大引が腐食した場合、まずは腐食の原因を取り除きます。
水漏れは、原因箇所を突き止めて、水が漏れている部分をパテなどで埋めます。

湿気は、乾燥剤や調湿シートなどの除湿アイテムや、床下用の扇風機などを使い、湿気がたまらないようにします。

原因を取り除いた後、腐食した床材を撤去し、新しい床材に交換をして完了となります。

床束や束石の補修方法

床束や束石が劣化、もしくは腐食している場合、隙間にくさびを打ち込み、金具や接着剤を使って固定します。
劣化や腐食があまりにもひどい場合には、新しい床束や束石と交換することもあります。

最近は、木材の床束ではなく樹脂製や銅製のものを設置することが多くなっています。
樹脂製や銅製の床束は、腐食しにくくシロアリの被害もないので安心です。
また、高さを調節できるので、作業時間を短くしたいという方は、木材以外の床束を検討してみましょう。

接着力の低下の補修方法

接着力の低下は、1度床材を剥がして、新しい床材と新しい接着剤を使って再度接着し直すというのが一般的です。

ただ、床の張り替えには時間も費用もかかるので、既存の床に新しい床材を重ねて張り付けるという補修方法を選ぶ方もいます。
この方法であれば短時間で作業が終わりますが、床板が二重になることで高さが出てしまうため、部屋によっては施工できないこともあります。

シロアリへの対処法

シロアリは自分で駆除できないので、専門業者に駆除を依頼しましょう。
シロアリ駆除は、薬剤を散布して行うのが一般的です。
もし、シロアリが入りやすい隙間などがある場合は、駆除と同時に隙間を埋めてもらうことをおすすめします。

フローリングの床材が腐った場合の補修費用について

補修費用に関しては、腐食した原因や補修範囲によって異なるため、金額を断定することはできません。
しかし、ある程度の相場は決まっているので、参考にしてみてください。

補修内容

費用相場

根太や大引の補修

20~30万円

床束や束石をくさびで補修

3,000~5,000円(1箇所)

接着剤を再度接着(床張り替え無し)

5,000円

シロアリ駆除

1,000~2,000円(1㎡)

これらの費用はあくまでも相場となり、業者によっては、かなり高額な費用がかかることもあります。
また、補修内容は床下の腐食状態によっても変わるため、補修を依頼する場合は、必ず見積もりを取ってください。

フローリングの床下が腐ったら早めに対処しよう!

多少、床がふかふかしたり沈んだりしても、日常生活に支障が出ることはないでしょう。
しかし、床が沈むということは内部で腐食が始まっている可能性があります。

腐食が進めば補修の工程も増えますし、腐食範囲が広くなることで高額な補修費用がかかります。

フローリングの腐食は早めの対処が鍵となるので、床下の点検はもちろん床・フローリングのリフォーム検討されている方は、ぜひ当社にご相談ください。