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オフィスやテナントの退去時のルームクリーニングの相場は?原状回復との違いも解説

23.08.23

オフィスやテナントなどの商業施設の退去時のルームクリーニングの費用がどれくらいなのかご存じでしょうか?
ルームクリーニングが必要なのか、普段から清掃業者を入れた方がいいのかなど、迷っている方もいるのではないでしょうか。
ルームクリーニングの相場と必要性、原状回復との違いを解説します。

オフィスやテナントの退去時のルームクリーニングの相場は?原状回復との違いも解説

原状回復とルームクリーニングの違い

オフィスやテナントの退去時の「原状回復」とは、「物件を契約時の状態に戻す」という意味です。
契約後に間仕切壁や家具・設備などを設置した場合、これらはすべて撤去しなければいけません。
原状回復はこれらを撤去したり、必要に応じて修繕したりする「工事」のこと。
ルームクリーニングは原状回復の対象とならない設備やエリアの「清掃」です。
オフィスクリーニングやハウスクリーニングと呼ばれることもあります。

退去時に原状回復は必ず必要となりますが、ルームクリーニングが必要になるかは賃貸契約書の内容によります。
原状回復の範囲とあわせて、ルームクリーニングが必要かどうかもあらかじめ確認しておきましょう。

オフィス・テナントと住宅の原状回復の違い

同じ賃貸でも、オフィス・テナントなどの商業施設と住宅とでは、原状回復の範囲や費用負担が大きく異なります。
賃貸住宅と違い、商業施設では契約後に内装を変えることは珍しくありません。
特に飲食店テナントでは、壁や床といった内装から厨房設備まで店に合わせて変えるのが普通です。
そのような契約後に手を加えた部分を、すべて契約時の状態に戻すのが原状回復です。

飲食店テナントでは、物件の柱や梁などの構造体だけを残して、その他の壁・床・配線などをすべて撤去する「スケルトン工事」を求められることもあります。
スケルトン工事を行った状態で契約した場合、退去時もスケルトン工事を求められるのが通例です。
当然、通常の原状回復工事よりも費用がかかりますが、スケルトン工事を行った物件は内装や設備を自由にできるというメリットがあります。

また、賃貸住宅は原状回復の費用を貸主が負担するのに対し、商業施設では借手が負担するという違いもあります。
これは商業施設では原状回復の範囲が店ごとに異なり、費用もまちまちになるためです。
賃貸住宅では入居者が大きく手を加えることはそもそも禁止されていることが多く、原状回復の費用もあらかじめ予測できます。
その費用の一部を家賃に組み込んでおけば、貸主の負担も少なくなり、貸主が費用を負担できるという仕組みです。

定期的にルームクリーニングをしておくことで退去時の費用を抑えられる

普段から定期的にオフィスやテナントのルームクリーニングを依頼しておくと、汚れが蓄積しにくく、退去時のクリーニング費用を抑えられることもあります。
来客から見える場所をきれいにしておくことは、会社のイメージアップにも貢献。
また、働く場所をきれいに保つことで、社員の能率アップも期待できます。

予算に合わせて清掃箇所や清掃頻度を変えることもできるので、清掃会社に相談してみるといいでしょう。
フロアの掃除は月曜から金曜の週5回、給湯室は月・水・金の週3回というように、清掃箇所によって頻度を変えることもできます。
各デスクのゴミをまとめるのは自分たちで行い、まとめたゴミを集積所まで持っていくのは業者に頼むという方法で費用を抑えられる場合もあります。

オフィスや商業施設のルームクリーニングの相場

オフィスやテナントなど商業施設のルームクリーニングにかかる費用の相場一覧です。

清掃場所

金額

フロア(タイル、フローリング)

20,000円~

フロア(カーペット)

25,000円~

トイレ(1基あたり)

5,000円~

エアコン(壁掛け式)

10,000円~

エアコン(天井埋込式)

25,000円~

窓ガラス

・10,000円~(特別な作業を必要としない場合)

・20,000円~(足場を組む場合)

・30,000~100,000円(ロープ吊り下げ作業の場合)

・50,000~150,000円(ゴンドラ作業の場合)

オフィスチェア(1脚あたり)

3,000円~


清掃箇所の広さや必要な機材によって料金は変動するので、最低料金の目安と思ってください。
では、クリーニングで具体的にどのような作業をするのか、見ていきましょう。

フロアクリーニング

床材がタイルやフローリングの場合、掃除機やモップなどで掃除をします。
必要に応じて古いワックスの剥離と新しいワックスがけを行うことも。
カーペットの場合は、掃除機に加えてカーペット用の機材を使うこともあります。

トイレクリーニング

トイレは汚れやすく、日頃から清掃業者を入れていない場合は汚れがたまりやすい箇所でもあります。
便器や洗面台、鏡、床など清掃箇所に応じて道具を使い分けて清掃します。

エアコンクリーニング

一般家庭に置くような壁掛け式と業務用の天井に埋込式とで、金額がだいぶ変わります。
防カビや抗菌コート、室外機の洗浄などもそれぞれ5,000円ほどでオプションとしてつけることができます。
ずっと清掃しないでいると、余分に電力を消費してしまうため、定期的にクリーニングを依頼するのがおすすめです。

窓ガラスクリーニング

足場を組む必要があったり高所作業になったりすると、費用が跳ね上がります。
ロープやゴンドラによる高所作業には資格と専用機材が必要になるためです。
他にも、建物の形や高さによって、高所作業車や脚立などを使って清掃することもあります。

オフィスファニチャークリーニング

イスやソファ、ロッカーなどのオフィスファニチャーは清掃する物や数によって金額が変わりますが、イス1脚で3,000円~が目安です。
オフィスファニチャーの清掃は扱っていない清掃会社もあるため、事前に確認しておくといいでしょう。

まとめ

オフィスや商業施設のルームクリーニング費用は、広さや必要となる機材によって変わります。
退去時にルームクリーニングが必要なのか、必要ならどこまで負担するのかを確認しておきましょう。
また、退去時だけでなく日常的にクリーニングを依頼すると、社員の能率アップや来客のイメージアップも期待できますよ。