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お役立ちコラム

エアコンを自分で取り外しできる方法!ガス抜きは危険かも解説

22.08.31

「エアコンの取り外しを自分でしたいけど、やり方が分からない…」
「自身でエアコン交換をするにはガス抜きが必要って聞いたけど、ガス抜きって何?」

上記の疑問を抱く読者のために、この記事ではエアコンの安全な取り外し方法を徹底解説します。

エアコン取り外しに絶対必要な「ガス抜き」のやり方・上手くいかなかった時のトラブルシューティングも紹介。

ご家庭にあるエアコンを自分で取り外したい方は必見です。

エアコンを自分で取り外しできる方法!ガス抜きは危険かも解説

7ステップで紹介!簡単なエアコンの取り外し方法

エアコンを取り外すために必要な工程は7ステップです。
必要な工具を揃え、手順通りにガス抜きをガス抜きを行えば空調を簡単に取り外せます。
以下で各工程を徹底解説するので、空調設備撤去をしたい方はぜひご覧ください。

①必要な道具を揃える

仕事を開始する前に、エアコンガス抜きに必要な以下の道具をまず揃えましょう。

● モンキーレンチ2本
● ドライバー(プラス)
● 軍手
● 空調設備の説明書

適切な道具を用意するのは、上手に空調機器の取り外しを行えるようになるための第一歩です。

エアコンのガス抜き(ポンプダウン)を短時間で効率よく行うためにも、道具の準備は怠らないよう気を付けてください。

②室外機カバーをドライバーで取り外す

室外機の中にある配線や電源コードは、室外機カバーを外さないと確認できない仕組みです。

エアコンガス抜き前には、まず室外機のカバーを外さねばなりません。
室外機のカバーは、多くの場合側面にプラスネジで取り付けてあります。
ネジに合ったプラスドライバーを用意し、ネジを取り外して室外機カバーを取り外してください。

取ったあとのネジはなくさないよう、小さな袋などに入れ保管を徹底しましょう。

③配管・室外機の六角ナッㇳを外す

室外機カバーを外したあとには、配管や室外機のナットを外す必要があります。
配管・室外機にある2箇所のバルブキャップは、六角ナットの場合が多いです。

以下の手順で道具を使えば、固いバルブも簡単に開けられます。

1. 固いバルブキャップはまずモンキーレンチ2本を使い緩める
2. モンキーレンチ1本を使い、細い管・太い管2本の配管を緩めていく
3. バルブが簡単に回るようになったら手で直接緩めて取り外す

バルブキャップには細・太の2種があります。

2箇所のバルブを開けないとガス抜きはできないため、両方とも忘れず開栓しましょう。

④冷房運転をしガス抜きを行う

室外機のバルブキャップを回し終えたら、冷房運転を稼働させ空調設備のガスを抜きます。
バルブキャップを外している空調設備は、通常の稼働方法では動かせません。
空調設備に備え付けられている説明書を読み、強制冷房運転(応急運転)にて起動を行ってください。

冷房を稼働させたら細いバルブをモンキーレンチを用いて閉め、エアコンのガスを中に閉じ込めましょう。

コンプレッサーの故障を防ぐため、冷房の強制稼働時間は3〜5分程度にとどめるのがベストです。

⑤太い配管バルブを閉めエアコン電源を切る

強制冷房運転が終わったら、太い配管バルブを元通りに閉める仕事に移ります。

太い栓をしっかり閉栓すれば、冷媒ガスが漏れださない完璧なガス回収が実現できます。

そのあとの仕事を安全に行うために、空調設備の電源は閉栓後は完全にオフにしましょう。

電源・ブレーカー・コンセントのすべてを切っておけば、空調設備取り外しの際に起こり得る感電事故を防止可能です。

⑥配管と電源を処理する

電源を切り感電を防止したら、空調設備を取り外す前準備に移りましょう。

室外機についた2本の配管の接続側をモンキーレンチでゆるめ、エアコンと室外機を切り離します。

ガス抜きが成功している場合、プシュっと短い音がして配管の取り外しは完了です。
ガス抜きが上手くいったのを確認したら、電源処理を行いましょう。
電源コードは黒・白・赤の順で、10cm程度を本体に残した状態でカットしてください。

⑦室外機とエアコンを取り外す

電源コード・配管を外したら、空調設備を取り外します。
室外機・室内機は取付金具で地面や壁に固定されているケースもあるため、ドライバーやレンチなどを使い取り外しを行ってください。

大きな室外機・エアコンの撤去場所に困らないよう、事前に置き場所は決めておきましょう。

エアコンは「家電4品目」に設定されており、普通の粗大ゴミに出せません。
家電リサイクル法に準じた業者や家電量販店に処分を依頼し、空調設備の処分を行ってください。

エアコン取り外し時にガス抜きが必要な理由

エアコンのガス抜き(ポンプダウン)を行う理由は、空調設備に入っているフロンガスを回収するためです。
ガス抜きを行わないと、大気汚染を引き起こすフロンガスが大気中に漏れだし環境破壊が起こってしまいます。

フロンガスはオゾン層を破壊し、地球温暖化を引き起こす非常に危険なガスです。

廃棄を行う前に空調設備のガス抜きをしっかり行い、地球環境を守るよう努めてください。

ガス抜きがうまくできていない時の対処法

空調設備のガス抜きができていない場合、環境破壊だけでなくガス爆発や室外機の破裂事故を引き起こす可能性があります。
空調設備のガス抜きがうまくできていない場合、シューシューとガスが漏れる音がします。

ガス抜き失敗が起こる原因は、以下の3つです。

1. エアコン本体が故障している
2. バルブの閉栓ミスがあった
3. 冷媒ガスの回収ミスや排ガスミス

ガス抜き処理が不完全だと感じたら、事故を起こす前に仕事を中止し専門業者に指示を仰いでください。
再度ガス抜きをするのは、事故防止のため絶対に避けてください。

ガス抜きができるか不安な時はプロの業者に相談しよう

エアコン撤去がうまく行かない場合は、無理にガス抜きをせず業者に依頼をしましょう。

空調設備のガス抜き・取り外しを同時に業者に行ってもらう場合、5,000〜10,000円が相場になります。
工事の金額は住居の階数や出張費、駐車場代の有無により異なります。

なお、購入したエアコンの取り付けを同時に依頼する場合、工事相場は安くなります。
エアコンの買い替えを検討している場合は、プロ業者に工事を依頼するのも検討しましょう。

まとめ

空調設備のガス抜きは、手順を間違えると環境汚染や事故につながる危険性も秘めています。
ご自身で手順をしっかり学んでから、空調設備のガス抜き・取り外しは行うべきです。

記事で紹介した7ステップの仕事で、エアコンのガス抜きは行えます。
記事を見ながら、エアコンのガス抜きをぜひ行ってはいかがでしょうか。

ただし数十キロある空調設備の撤去仕事は、力のない方には難しいです。
重いものを持つ仕事が難しい場合には、プロに撤去仕事を依頼するのも検討しましょう。