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お役立ちコラム

賃貸なのにフローリングに傷ができてしまった場合の補修方法

21.12.22

日常生活を送る中で、物を落としたり家具を引きずったりして、フローリングに傷が付いてしまうことがあります。
持ち家であれば、仕方がないと諦めが付くかもしれませんが、賃貸となると退去時に多額の補修費用が掛かる心配が出てきます。

もし、賃貸住宅のフローリングに傷ができてしまったら、どのように補修すれは良いのでしょうか。賃貸なのにフローリングに傷ができてしまった場合の補修方法

賃貸住宅における原状回復

賃貸住宅を契約するときには、退去時に原状回復することが必要とされます。
ですが、原状回復とは、一体どのようなものなのでしょうか。
普通に生活する中で、自然に劣化したり損耗したりしたものについては、借主ではなく貸主が、その費用を負担することが原則です。

ですが、借主の故意や過失、注意すれば防げた傷や損傷は、借主の負担で元に戻す必要があります。
これが原状回復です。

フローリングに傷が付いた場合で仮定すると、スリッパをはいて歩いたことで付いてしまった擦り傷のような跡は、生活する中で自然に発生する損耗です。
ですが、物を落としたり、家具を引きずったりすることで発生した傷や凹みは、注意すれば防げた傷や、損傷といえるでしょう。

まして、わざとものを落としたといった場合には、故意の過失といえます。
フローリングにこのような傷を付けてしまった場合には、退去時に補修費用の支払いを求められるのです。

フローリングの傷の補修方法

退去時は、転居費用も掛かるため、修理費用はできるだけ支払いたくないと考える人は多いでしょう。
そのため、できるならフローリングに付いた傷は、自分で補修したいと思うかもしれませんね。

フローリングの傷の修復方法について、解説します。

擦り傷など軽度な傷の補修方法

イスを使っていると、知らないうちに擦り傷ができることがあります。
また、模様替えで家具を引きずってしまい、凹むほどではない擦り傷ができる場合もありますね。

このような浅く目立ちにくい擦り傷は、クレヨンやマニキュアを使用することで、対応できる可能性が高くなります。
傷消しのための補修用クレヨンやマニキュアが、ホームセンターなどで市販されています。

フローリングの色合いに合わせたものを使えば、しっかりとチェックしなければ判別できないレベルに補修可能です。

凹みを伴う傷の補修方法

硬いものを床に落としてしまったり、重たい家具を引きずってしまったりすると、フローリングに凹みを伴う傷ができる場合があります。

このような傷の補修には、パテを使用して凹みを補修し、その上でクレヨンやマニキュアを使用して色をぼかします。

凹んだ部分にパテを注入し、フローリング表面と均す作業が必要です。
パテが少なすぎても、多すぎてもうまく修復できないので、慣れない人には難しいかもしれません。

素人の補修で原状回復できたことになるのか

クレヨンやマニキュア、パテなどはホームセンターに行けば手に入るため、自分で補修し、原状回復できたと思う方は多いかもしれません。
ですが、自分で実施した補修がかえって目立ってしまい、貸主に対してかえって悪い印象を与えてしまうケースがあります。

ホームセンターで販売されている補修材料では、フローリングの色が再現できず、修復した部分が悪目立ちすることがあります。
また、パテ埋めの作業をしたことで、逆にフローリングに盛り上がった部分ができたり、かえって傷を大きくしてしまったりするケースがあるのです。

このようなことが起こらないよう、賃貸住宅のフローリングに傷を付けてしまった場合は、修繕をプロに依頼した方が良いでしょう。

プロに依頼した場合の相場の目安

では、フローリングの修繕をプロに依頼した場合は、どのくらいの修理費用が掛かるのでしょうか。

1時間10,000~15,000円程度

プロにフローリングの修繕を依頼すると、傷の種類や大きさではなく、作業時間で費用が決まることが多くなります。

1時間当たり10,000~15,000円が相場となります。
では1時間で、どの程度の傷が修復できるのでしょうか。

ベテランの職人になると、人差し指くらいの傷なら30分から1時間程度で3~5カ所ほど補修可能です。
作業時間が長くなると、時間単位ではなく、半日単位や1日単位で費用が発生します。

3~4時間を超えてくると、半日単位となり、費用の目安は25,000~30,000円です。
さらに5~6時間を超えると、1日単位となり、35,000~40,000円が費用目安です。
半日で10~15カ所ほどの補修が可能で、1日なら25~30カ所くらい補修できます。

プロに頼むときの注意点

フローリングの傷の補修をプロに頼む前に、その傷がいつから付いているのかを確認することを忘れないようにしましょう。
賃貸住宅の場合、その傷が前に居住している人が付けたものなど入居前から傷が付いている可能性があります。

入居後まもなくで、物を落としたり引きずったりした覚えがないときには、先に仲介業者や貸主に申告しておくと、借主の責任を問われない可能性が出てきます。
発見した傷は、写真を撮るなど証拠を残しておくことも忘れないようにしましょう。

まとめ

ホームセンターなどで市販されている補修キッドを活用すれば、フローリングの傷もある程度修復が可能です。
ですが素人の作業は、どうしても完璧にいかず、かえって傷を目立たせてしまう場合があります。

きれいに補修するなら、やはりプロに依頼した方が良いでしょう。
補修により悪目立ちすると、補修したことでかえってトラブルが発生することがあります。
また補修を施したことで、自己負担額が増える危険性もあります。

フローリングの補修は、プロに任せた方が確実なので、お困りの方は当社にご相談ください。